元保育士がおすすめする絵本!人としての道徳を学べる「さっちゃんのまほうのて」のレビューまとめ 小学生の読書感想文にも

小学生向け

こんにちは!

今回は、
絵本「さっちゃんのまほうのて」
についてレビューしていきます!

さっちゃんという
幼稚園の女の子のお話です。

子どもは素直ですから
見た目が自分と違うと
どうして?と質問をしてきます。

完全に理解できないかもしれませんが、
見た目とかではなく、
目の前の人と
しっかり向き合う事が
できる子どもに育ってほしいと思い
購入しました。

見た目だけではなく、
見た目では分からなくても、
色々抱えている人もいる事や、
肌や目の色の違いなど、
みんな違って、
それぞれみんな素敵なんだよ、
という事についても、
絵本を読み聞かせたときに
話をして聞かせました。

この記事では、
元保育士の私が絵本
「さっちゃんのまほうのて」の
魅力について
詳しく解説していきますので
ぜひ最後まで
読んでみてくださいね!

絵本「さっちゃんのまほうのて」のあらすじ

「さっちゃんのまほうのて」のおはなしは
生まれながらにして、
右手の指がない女の子の
お話です。

さっちゃんが
幼稚園で他の女の子に
指がないせいで
ごっこあそびの役で
お母さんになれないといわれ、
悲しい思いをします。

そのことをさっちゃんは
お母さんに尋ねるのです。

「どうして私の右手には指がないの?」

こたえるのに
悩む質問だと思います。

お母さんはさっちゃんに
とてもやさしくしっかり答えます。

嘘を教えるのではなく
幼稚園の子どもにも分かるように。

そのお母さんの答えが
とても素敵だなと思います。

「おなかの中で怪我をしてしまって、
指だけどうしてもできなかったの」

子どもでも
嘘をつかれれば分かるものです。

「さっちゃんのまほうのて」の絵本は

指のない手を
ポジティブなとらえ方をして、
さっちゃんが前向きに
自分の体に向き合っていく。

そのことが描かれた
とても素敵な絵本だと思います。

絵本「さっちゃんのまほうのて」は先天性四肢障害児父母の会の方々が関わっているリアルな物語

この作品には
「先天性四肢障害児父母の会」の方々が
関わっているということで、
リアルな物語だと思います。

さっちゃんや、
さっちゃんの家族のような人の
思いが詰まっていると思います。

そんな本を
私のブログで
紹介していいのか悩みました。

それでも、
たくさんの人に読んでほしい、
そんな思いがあり、
今回紹介させて
いただくことにしました。

多種多様な人と向き合えるきっかけに

この絵本は
自分の子どもの教育に
良い絵本を探しているときに
偶然見つけたものです。

少し難しいかな、
と思いましたが
子どもは
絵本の内容を
なんとなく理解できたようでした。

会ったり、
すれ違ったりした人の事で
何か聞きたい事がある時に、
もしかしたら、
その言葉でその人が
傷つくかもしれない、
という事にも気が付いたようで、
疑問を持ったとしても、
あとから
そっと私に
尋ねてくるようになりました。

「なぜ、あの人は車いすに乗っているの?」
だったり、
杖をついている人を見たり、
手話をしている人を見ると
その人が見えなくなってから
聞いてきたりなどしていました。

そのつど、
私の答えられる範囲で答えたり、
一緒に調べてみたりしていました。

人と助け合うきっかけに


ある日、
息子と一緒に歩いている時に、
白杖をついた人が、
歩いている点字ブロックの先に
看板が置いてあり、
とまっているのを見て、
「困っているかもしれない!」と、
私の手を引いて
その人の所に行ったのには
驚かされました。

看板には、
「この先工事のため、
回り道をして下さい」
と地図がかかれていました。

一緒に声をかけ、
内容を説明し、
記されている回り道には
点字ブロックがない事を伝え、
一緒に目的地まで
歩かせてもらいました。

子どもはどちらかというと
引っ込み思案な性格でした。

それでもこんな風に、
周りを気にかけたり
できるようになったのは、
「さっちゃんのまほうのて」の
絵本のおかげかもしれない、
と思います。

私も子どもも、
誰でも、
大きな怪我をするかもしれません。

いつか、
病気になって
しまうかもしれません。

学校の同級生や
これから出会う人に
いるかもしれません。

そんな事も含めて、
子どもと話す
きっかけになった絵本だと思います。

見た目が違うことで偏見をもったり、
間違った考えを持つ前に
話すことができてよかったと思います。

疑問を持つことは
間違ってはいないと思うので、
色々なことを
話すきっかけができたのも良かったです。

目の前の人としっかり向き合い、
助けたり、
助けられたりして
支え合っていけるように
なってくれるといいな
と思います。

まとめ

この絵本は、
小学校になってからでも
ぜひ読んであげてほしい
絵本だと思います。

出来れば小さい頃にも、
小学校に入ってからも、
また改めて読んであげてほしい絵本です。

小学校の読書感想文にもおすすめ


小学校の宿題に読書感想文がある場合、
とてもおすすめだと思います。

実際、この絵本のレビューを書くのにあたり
調べていたら、

「読書感想文がスラスラかける本」
という本があり、
お手本になる感想文の例に

「さっちゃんの まほうのて」
が入っていました。

みんな同じではない、
でもそれでいい、
ということを学ぶきっかけに
とても良いと思います。

この記事が、
絵本「さっちゃんのまほうのて」の
購入を検討している方の
参考になれば嬉しいです!

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!

小学生向け絵本

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