元保育士がすすめる保育園で人気の5歳児むけ絵本
5歳児の発達の特徴と絵本の読み聞かせの効果
5歳児は、
自己主張が
はっきりしてきて、
自分の意見や考えを
言葉で表現することが
できるようになります。
友だちとの
コミュニケーションも
より深まり、
協力や
共感の気持ちが
育ちます。
また、
物語の理解力が
高まり、
長い話や
複雑なストーリーも
楽しめるように
なります。
この時期に絵本を
読み聞かせることは、
言葉の発達だけでなく、
社会性や感情の理解を
深める効果があります。
物語を通じて、
他者の気持ちや
状況を理解する
力が育まれ、
共感力や
問題解決能力が
向上します。
絵本「ごめんねともだち」 内田麟太郎 作
あらすじ
「ごめんねともだち」 は、
内田麟太郎さん作の
心温まる絵本です。
この物語では、
仲良しのふたりが
けんかをしてしまい、
その後どうやって
仲直りするかを
描いています。
友情の大切さや、
謝る勇気を持つことの
大切さを教えてくれる
感動的な物語です。
読み聞かせのポイント
感情を込めて読む
物語の中で
けんかをするシーンや、
仲直りするシーンでは、
感情を込めて読むことで、
子どもたちに
その感情が
伝わりやすく
なります。
話し合いの時間を設ける
絵本を読み終えた後に
子どもたちと
けんかや仲直りについて
話し合う時間を
作ると良いでしょう。
自分の経験を話すことで、
自己表現力が育ちます。
繰り返し読む
同じ絵本を何度も
子どもたちは
物語の中の
メッセージを
より深く
理解します。
特に感動的なシーンを
何度も読んであげると
良いです。
親子で楽しむポイント
謝る練習をする
絵本のテーマに
沿って、
親子で
謝る練習を
してみましょう。
「ごめんね」と
素直に言える練習を
することで、
子どもたちの
社会性が育ちます。
友情について話す
絵本を読んだ後に、
友情の大切さについて
話し合う時間を
持ちましょう。
親子でお互いの
友だちについて
話すことで、
友情の大切さを
再確認できます。
仲直りの方法を考える
もし友だちとけんかを
してしまったら、
どうやって
仲直りするかを
一緒に考える時間を
取り入れてください。
具体的な方法を
考えることで、
子どもたちの
問題解決能力が
育まれます。
絵本「いいからいいから」 長谷川義史 作
あらすじ
「いいからいいから」 は、
長谷川義史さん作の
ユーモラスな絵本です。
物語の主人公が
さまざまな
トラブルに見舞われるも、
「いいからいいから」 と
受け流していく姿が
描かれています。
おおらかでポジティブな
メッセージが
子どもたちに
伝わる作品です。
読み聞かせのポイント
リズムよく読む
この絵本は
繰り返しの
フレーズが
多いので、
リズムよく読むと
子どもたちが
さらに楽しめます。
保育園では
「いいから いいから」は
子ども達も一緒に
言ってくれていました。
声の大きさを変える
トラブルが起こる
シーンでは少し驚いた声で、
「いいからいいから」 の
シーンでは
穏やかな声で読むと、
メッセージが
より強く伝わります。
笑いを誘う
ユーモアたっぷりの
シーンでは、
自然に笑いが
出るような読み方を
心がけましょう。
子どもたちと一緒に
笑うことで、
楽しい時間を
共有できます。
親子で楽しむポイント
ポジティブな言葉を使う
絵本を読んだ後に、
家庭でも
「いいからいいから」
のようなポジティブな
言葉を積極的に
使うようにしましょう。
ポジティブな態度が
子どもたちにも
伝わります。
トラブルを笑い飛ばす
日常生活で
ちょっとした
トラブルがあった時に、
笑い飛ばす
練習をしてみましょう。
ユーモアの
大切さを学び、
楽しい
家庭環境が作れます。
繰り返し読む
この絵本は
何度読んでも
楽しめるので、
繰り返し読むことで
子どもたちの
記憶に残ります。
何度も読むことで、
メッセージが
深く刻まれます。
絵本「100かいだてのいえ」 いわいとしお 作
あらすじ
「100かいだてのいえ」 は、
いわいとしおさん作の
想像力豊かな
絵本です。
物語は、
主人公が
100かいだてのいえを
訪れる冒険を
描いています。
各階にはユニークな
住人たちが住んでおり、
次々と新しい発見が
待ち受けています。
読み聞かせのポイント
各階の描写を楽しむ
絵本の中で
各階に住む
キャラクターを
ゆっくり
見ることができるように
読むことで、
子どもたちの
想像力が膨らみます。
質問を投げかける
読み聞かせの途中で、
「次はどんな階が
出てくるかな?」
などの質問を
投げかけると、
子どもたちが
積極的に参加
できるようになります。
冒険のワクワク感を伝える
主人公の冒険の
ワクワク感を
声のトーンや
リズムで表現し、
子どもたちに
伝えましょう。
親子で楽しむポイント
自分だけの階を描く
絵本を読んだ後に、
自分だけの
特別な階だったら
どんな階にするか、
一緒に話を
してみてください。
子どもたちの
創造力が育ちます。
100階までの数
一緒に絵本を読みながら、
100階までの
数も意識できるように
しましょう。
数えることが
楽しくなり、
数字の学習にも
繋がります。
次の階を考える
絵本の続きとして、
次の階には
どんな住人がいるかを
一緒に考える活動を
してみてください。
子どもたちの
創造力をさらに
刺激します。
終わりに
「ごめんねともだち」
「いいからいいから」
「100かいだてのいえ」 は、
5歳児にとって
理想的な絵本です。
それぞれの物語が
持つメッセージや
キャラクターたちの
冒険は、
子どもたちの
心に響きます。
絵本の読み聞かせを
通じて、
子どもたちの
成長をサポートし、
親子の絆を深める
時間を過ごしましょう。
これらの絵本は、
そんな素敵な時間を
提供してくれる
素晴らしい一冊です。
ぜひ、
これらの絵本を
手に取り、
子どもたちと
一緒に読んでみてください。
絵本を通じて、
楽しい時間を共有し、
子どもたちの心に
豊かな感情と
想像力を育んでください。