元保育士が4歳児におすすめの絵本3選③読み聞かせで楽しむ『たいへんなひるね』『おむすび ころりん』『どんなにきみが すきだかあててごらん』

幼児向け(3歳~6歳)

保育士がすすめる保育園で人気の4歳児向け絵本

4歳児の発達の特徴と絵本の読み聞かせの効果

4歳児は、
言葉の理解力や
自己表現力が
飛躍的に向上する時期です。
この年齢の子どもたちは、
豊かな想像力を持ち、
物語の世界に
入り込むことが
大好きです。

また、社会性も発達し、
友達と遊ぶ中で
協調性やルールを学びます。
この時期の発達は、
将来の学習や
人間関係の
基盤となるため、
非常に重要です。

絵本の読み聞かせは、
4歳児の発達において
多大な効果を
もたらします。

まず、語彙力や
読解力の向上を
促します。
絵本を通して
新しい言葉や
表現を学ぶことで、
子どもたちの
言葉の世界が広がります。
また、物語の中で
感情のやり取りを
経験することで、
共感力や感情理解も
深まります。
さらに、
集中力や
想像力が
鍛えられると同時に、
親子の絆を
深める時間にもなります。

発達をふまえて
この時期の発達を
促すことが
できるような絵本を
読んであげられると
いいですね。

絵本『たいへんなひるね』 さとう わきこ 作

あらすじ

「たいへんなひるね」は、
さとうわきこさん作の
人気シリーズの絵本です。
この物語では、
主人公の
ばばばあちゃんが
お昼寝をするために
奇想天外なことを
行います。

読み聞かせのポイント

キャラクターごとに
声のトーンを変えたり、
ラッパの音は
少し大きめに言ってみると
物語の世界が
よりリアルに感じられます。

親子で楽しむポイント

お昼寝前に
読むのがおすすめです。
また、寒い日が続いている時など
このお話のことを
一緒に思い出して
ばばばばあちゃんに、
春を読んできてもらいたいね、
などと話すと
絵本の内容を思い出したり、
想像力を働かせる
きっかけにもなります。

ばばばばあちゃんシリーズは
他にもあるので
おすすめです。

絵本『おむすび ころりん』 いもと ようこ 作

あらすじ

この日本の昔話は、
落としたおむすびが
転がって穴の中に入り、
そこでネズミたちの
楽しい世界に
遭遇する話です。
ネズミたちとの
交流を通じて、
主人公は豊かさと
幸せを見つけます。
シンプルでありながら、
深い教訓が
込められた物語です。

読み聞かせのポイント

「ころりん」といった
リズム感のある言葉を
強調して読むと、
子どもたちは
より引き込まれます。
ネズミたちの声を
少し高めにして、
楽しさを演出しましょう。
登場人物
それぞれの声を
変えると、
物語が
より立体的に
感じられます。

親子で楽しむポイント

おむすびころりんの
お話を読んだ後に
おにぎりを
一緒に作るのも
楽しいです。

ネズミさん用の
小さいおにぎりを
作るのもいいですね。
また、おむすびの
形を変えたり、
具材を工夫したりして、
親子でオリジナルの
おにぎりを作るのも
楽しいですよ。

絵本『どんなにきみが すきだかあててごらん』 サム・マクブラットニィ 作 アニタ・ジェラーム 絵 小川 仁央 訳

あらすじ

この絵本は、
親子の愛情を描いた
感動的な物語です。
小さなうさぎと
大きなうさぎが、
お互いに
どれだけ愛しているかを
競い合います。
最終的に、
大きなうさぎの
「月の向こうまで」
という表現が、
愛情の深さを
象徴します。

読み聞かせのポイント

感情を込めて読み、
特に「愛している」
という部分を
強調しましょう。
手を広げて
「これくらい愛してる」
と表現すると、
子どもたちも
同じように
真似をして
楽しみます。

親子で楽しむポイント

「どれだけ愛してる?」という
ゲームを日常に取り入れて、
お互いの愛情を
伝え合う機会を
増やしましょう。
また、寝る前の
読み聞かせにも最適です。
子どもが不安を感じた時や、
特別なイベントの
前夜など、
愛情を確認するための
時間を作ると
効果的です。

終わりに

絵本の読み聞かせは、
子どもの成長にとって
非常に大切な時間です。
今回紹介した
「たいへんなひるね」
「おむすびころりん」
「どんなにきみが
すきだかあててごらん」は、
4歳児にぴったりの
絵本です。

絵本を通じて、
子どもたちの
成長を見守り、
素敵な時間を
過ごしましょう。
絵本の読み聞かせは、
親子の絆を
深めるだけでなく、
子どもの想像力や
感受性を育む
貴重な時間です。
ぜひ、親子で一緒に
楽しんでみてください。

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